刺激をフルにキャッチして深く深く考えるHSPさん
気づけば同じことをずっと考えていたり
あの時
あぁしていたら・・・
こうしていたら・・・
そんな考えで１日が終わる
なんてことはないでしょうか？？
外交的なHSP気質の私ですが『今』『この瞬間』を生きる力がついてきてから『生きるのが楽だな』と思うことが増えました。
それには不安や心配といった過去・未来へ思考する時間が大幅に減ったことが関係しているなと思っています。
私が描かせて頂いたショートアニメ『ヒメモンのマインドフルネスstory』
ぐるぐる考えてしまうヒメモンのシーン。
考えている事はやっぱり『あの時あぁしていれば（過去）』『また同じような事になったらどうしよう（未来）』など。
さまざまな刺激をキャッチしやすく深く考えるHSPの特徴は長所でもあるけれど、切り替えが出来ないと思考の渦に飲み込まれて疲れ切ってしまうなんてことも…。
脳科学的に寝ても疲れが取れなかったり、ダルさがあるのは『脳疲労』の可能性が。考えすぎて脳が疲れ切って、バランスを崩してしまっていることが考えられるのです。
もしかして脳疲労？？
脳疲労になると
・寝たのに疲れが取れない
・体調が悪い、具合が悪い
・感情が不安定
・ネガティブな考えに囚われやすくなる
・生きる意味が感じられない
こんな気持ちや状態になったりします。
過剰なストレス時には自分の命を守るために『視野狭窄状態』（物事を捉える視野がすごく狭くなってしまう状態）にもなるので
周りの声も届きにくく、肯定的なアドバイスが受け取りずらくなるんですね。
もし、健康的な生活を心掛けているのに、上記のような状態であれば脳疲労かもしれません。
脳疲労に「今」「ここ」
できれば脳疲労な状態は避けたいですよね。
脳疲労を軽減するには、アクティブな脳をスローダウンさせる必要があります。
それには、思考から感覚へと意識を向けることがポイントになります。
思考がぐるぐるして、考えすぎている時って結局は過去や未来に生きていて、「今・ここ」に生きていない状態なんですよね。それを自動思考と言ったります。自動思考自体は私たちが生きる上で必要なもの。
しかし、自動思考の内容が答えの明確に出ないものというのは、HSPさんにとっては脳疲労になりやすいのです。
HSPさんに『今』『ここ』を生きる力があると、脳疲労も軽減され、意識の切り替えもスムーズに出来ると！という良さも。
心配や不安の８割は現実に起きないことだったり、むしろ心配していたよりもずっと上手くいくことが多いのです。
『いま・ここ』を生きる力を育むトレーニングとして有効なのがマインドフルネス。
今、この瞬間の呼吸や五感の感覚に意識を向けていくことを繰り返すことで、マインドワンダリング（心が彷徨う）状態が減っていきますよ。
今ではYouTubeやアプリなどでも瞑想の音源がたくさんありますよね。
マインドフルネスへのステップ
マインドフルネスのステップは『今』『ここ』に心を戻すこと。
今・ここ・に心を戻す？？
この文章ではわかりづらい方もいるかもしれませんが百聞は一見に如かず。
ちょっとやってみましょう。
まずは呼吸や五感に意識を向けてみる。
- 今の自分の呼吸はどんな感じ？
- 身体の感覚は？
- 何が見える？（視覚）
- 肌に触れる感覚は？（触覚）
- 周りから聞こえる音は？（聴覚）
- 何かの香りはするだろうか？（嗅覚）
- 口の中に何かの味がするか？（味覚）
このように呼吸や五感を感じていくことで『今・ここ』に戻って来られるのです。
日頃からマインドフルネス瞑想として有名な座って行う瞑想練習はもちろんおすすめですが、五感を意識するだけでも脳疲労を軽減出来るのです。
窓を開けて「あ〜いい天気だ〜」と息を吸い込んで、体の感覚を感じてみる。
美味しいものを食べて「美味しいなぁ〜」とじっくり味わってみる。
美しい景色を見て「綺麗だなぁ」と体全体で感じてみる。
これだけでも、自動思考はペースダウンして脳の休息になります。
脳疲労を軽減して楽になる
マインドフルネスで「今」を生きる力を育んでいくと、脳疲労が軽減され思考や感情との間にもスペースが出来る様になります。
この自分と思考・感情との間に少しだけでもスペースが出来る、これがあるとなしでは毎日の『ラク具合』が違う。HSPの私は格段に楽になりましたし、これからも必要だなと感じています。
ぜひ、まずは呼吸や五感に意識を向けてみて、『今・ここ』を生きる時間を増やしていきましょう。
今回はマインドフルネスな状態を体験することをご紹介しました。
少しでも楽になれますように。
with Love Eimi
『ヒメモンのマインドフルネスstory』
私が家族と作ったショートアニメになります。全30話！よかったらご覧ください。