いざ、マインドフルネス瞑想を始めてみると疑問が出てくる方も多いのではないでしょうか。
今回はマインドフルネス瞑想について、よくある質問をまとめて見ました。良かったらご参考まで。
- 雑念が止まりません!
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雑念は誰でも浮かんできます。雑念が浮かぶこと自体は悪い事では全くありません。雑念が浮かんだことに気づくこと、そしてまた優しく注意を呼吸に戻すことが大切です。
- 集中できません!
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本来、人間は何かに没頭し続けることが難しいものです。何かに集中しすぎていて反応が遅れては危険から身を守れないこともあるからです。集中が逸れたらそれたことに気づく、そして戻すことが瞑想で大切なことになります。
- マインドフルネス瞑想と呼吸法は違うの?
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呼吸法は呼吸をコントロールすることで何らかの効果を得ようとするものです。それに対してマインドフルネス瞑想では呼吸はコントロールせずに、自然な呼吸をただ観察するのが基本となります。
- マインドフルネス瞑想は宗教ですか?禅とは違うのですか?
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マインドフルネス瞑想は仏教瞑想から発展してきたものですが、一般的には宗教性はなく「悟り」などの特異な心理状態を目指してはいません。また超能力を身につけるようなトレーニングでもありません。禅はブッダさんが悟りを開いた瞑想法を継承するものとして伝えられているのが禅になりますね。
- マインドフルネス瞑想をすると眠くなります。
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こちらを参考になさってください。
https://www.eimi8mindfulove.com/feel-sleepy-during-meditation/ - どのくらいの時間、瞑想をしたらいいでしょうか?
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最初は1日に3分〜5分でもいいので、まずは毎日瞑想する習慣を作りましょう!
慣れてきたら、20分〜50分など長く瞑想してみてもいいと思います。
(私はその日によって長さを変えています) - どのくらいで瞑想の効果が得られますか?
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個人差はありますが、1〜2週間くらいで『なんとなく調子がいいな』と感じる方が多いようです。
2〜3ヶ月程度で自分自身の心の動きにも気づくようになってきます。 - マインドフルネスとリラクゼーション法は違うのでしょうか?
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リラクゼーション法では、心身をリラックスさせて免疫力を高めたり、自己治癒力を本来の状態に戻すことを目的とされていますが、マインドフルネス瞑想ではリラックスを目的とはしていません。瞑想を通してリラックス効果やスッキリ感を感じることがありますが、今この瞬間に「気づく」ことを重視しています。
- マインドフルネスに副作用はありませんか?
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短時間のマインドフルネスで副作用が起きた例はありませんが、長時間の集中を伴う場合には副作用の可能性も出てきます。経験豊かな指導者に学ぶことは安全のためにも大切です。
- 心療内科に通っています。治療にも効果がありますか?
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うつの再発予防や不安障害など、メンタルヘルスの不調に対してマインドフルネス瞑想の効果が数多く報告されていますが、状態によってはマインドフルネスは禁忌となりますので、詳しくは主治医にお尋ねください。
マインドフルネスを始めた方にオススメ本
マインドフルネス瞑想を始めた事で、これってどうなの??という疑問は後から出てくるものですね。
そんなマインドフルネス瞑想の基本から、瞑想の深め方をよりわかりやすく書かれている本を2冊ご紹介します。
1冊目は
Japan Mindfulness Promotion Organization(JMPO)の理事をされている小西喜朗先生の本です。
瞑想初心者の方から、始めて数ヶ月経つ方にまで読んでいただける本だと思います。
小西先生の文章は例えなどがわかりやすく、初心者にもとてもわかりやすいと感じました。また、時代の変化に伴ったマインドフルネスの有用性についても書かれています。
https://www.jmpo.org/jmpo/konishi/

2冊目は
現代のマインドフルネスを世に広めた第一人者であるジョン・カバットジン博士の書籍です。
マインドフルネスをこれから実践したい人、そしてより深めたい人にオススメ。
毎日の生活の中で心に置いておきたい「問い」や「気づき」を深めるためのエッセンスが詰まっています。
私が思わずクスッと笑ってしまったのはこのやりとり。
Q カバット・ジン先生、瞑想はどのくらいすればいいのですか?
A 私が知るわけないでしょう?
この後に続く解説もぜひ読んでみて頂きたいです。
一つ一つのテーマについて簡潔に書かれているので読みやすいですし、瞑想練習の道標となるかと思います。

マインドフルネスが日本でも普及されるようになり、本も次から次へと出版されていますね。
たくさんある本の中でも、マインドフルネスの基本と深めや、日常生活への活かし方を書かれている本をご紹介させて頂きました。
あなたのマインドフルネスの旅がより豊かなものになりますように。