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Eimi
マインドフルネス瞑想講師
HSP気質のマインドフルネス瞑想講師・ヨガセラピスト。繊細なままでも、伸び伸びと豊かに生きていく方法を発信しています。
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親に必要なスキル??『観察する力』

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今日はマインドフルネスでもモンテッソーリ教育でも、何度も何度も出てくる『気づく』『観察』というテーマ。
マインドフルネスでは「今、この瞬間」に気づく力を育む練習を、瞑想を通して行っていきます。
モンテッソーリ教育では「今、目の前の」子供を観察することで、子供を健やかに育んでいくサポートをしていきます。
観察とは事物の現象を自然の状態のまま客観的に見ること。まさにマインドフルネスなんですよね。
では、この気づきや観察がどんなふうに活きてくるのかについて、今回はご紹介していきます。

Contents

観察することで見えるもの

■モンテッソーリ教育の基本は観察とも言われています。国際モンテッソーリ教育の教師になるには相当な観察記録をつけるのだとか。子育てでも同じで、観察することで、先入観を持って子どもを見ない、大人の価値観で分析せずに、自分の出した結論に飛びつけない、子どもそのものや状況について思いこみを持たないという『見る目』を養っていきます。
観察していると、いま目の前の子がどういう状態にあるかがわかります。

■一方マインドフルネスでも、心の動きに気づく、身体感覚や、周りに起こる全てを自然な状態のまま見ることを練習していきます。出来事に対して、自分がどのように物事を解釈しているのか自己洞察力が育まれます。
また観察していくことで、何がきっかけになって思考が動きだすのか、そして作り出した思考にどのような感情が動くのかということにも気づくようになっていきます。気づく事が出来れば、次の自分の意識だったり行動を選択していけるのです。

私たちはみんな生きてきた環境や時代によって自分色メガネをかけています。
でも、ほとんどの人はその事に気づかずに生きています。
そして良くない出来事や、面白くないことの原因を周りのせいにしているのです。
子育てでも、自分の中の『理想の子供像』と目の前の子どもを気づかないうちに比べていたり、『理想の母親』というのと自分を比べているかもしれません。

自分色メガネ

子育てで言えば「子供がクレヨンでお絵描きをして服や床や壁が汚れた」これが事実とします。
しかし、その時々の自分の心境次第では

・子供が伸び伸び絵を描いて
  ⇨服や床や壁が汚れた(苦笑い)

・子供がイタズラに絵を描いて
  ⇨服や床や壁が汚れた(怒りや落胆)

似ているようで両者の捉え方は全く違います。

事実に対して、捉え方は無限なんですね。
この自分色メガネはその時の気分によっても映し方を変えてしまって、良くも悪くも現実を輝かせることも歪ませることも出来るのです。

その子育ての辛さ…実は自分が自ら作っているのかも?

恥ずかしながら、私はそうでした。
子育てや人生が辛くて、大変で孤独で…ってしているのは私自身でした。
私が、『悲劇のヒロインメガネ』をかけて事実を歪めていたのです。
自分は夫にも協力して貰えず、孤独に子育てをしている、とっても大変な人なのだと。
夫は『協力しない』なんて一言も言ったことはないのに。

もしこれを読んで『ドキッ』としたり『ザワッ』としたら、まずは色眼鏡を外すことを意識してみましょう。
目の前の子供や自分自身の心の動きをよく観察してみるのです。

観察力を育むには?

ではどうやって自分色メガネを外して、物事をありのまま見る『観察力』を育めるのか?
おすすめは2つ。

  1. 観察ノート
  2. 気づきの瞑想

①観察ノート
 日常のちょっとしたことを書いていきます。
 例えば…
「子供が小石を集めている様子」をテーマにして
 どんな石を集めてるのか?
 こだわりはあるのか?
 その時の指の動きどうか?
 表情はどんな表情?
 どれぐらい熱心にそれを続けるのか?

という、ちょっとした日常について詳しく観察したことを書き留めてみます。

②気づきの瞑想
 気づきの瞑想はマインドフルネスの中核的な瞑想で、仏教瞑想のヴィパッサナー瞑想に由来しています。
 今回は座って行うものをご紹介します。

●床に座布団や布を敷いてあぐら座りして、背筋を伸ばす。
あぐらがかけない環境のときは、椅子に背筋を伸ばして座る。手は膝の上にそっと重ねて置か楽にしておく。

●目を閉じて、鼻から吸って鼻から吐く自然呼吸を行う。
息をゆっくり吸い込みながら、呼吸によって変化する身体の感覚に気づく。(鼻先や鼻腔、喉の奥、胸やお腹)
最も呼吸の感覚を感じやすい場所を一つ決めて、その一点で呼吸の感覚を感じる。

●途中で思考や感情が湧いたら、「考えた」「感じた」と気づいて、また鼻先の呼吸に意識を戻す。

●呼吸に向けていた注意を周囲にも広げていく(音や空気の流れ、香り、そして心の動き)
呼吸に気づきながら、周囲にも気づいていく「〜と気づいた」「〜と考えた」と確認しても良い。


●初めての方は10分くらいから始めてみることをオススメします。
10分〜30分くらいが目安です。

観察力が高めるメリット

観察力が高まるといわゆるメタ認知能力も高くなっていきます。
メタ認知とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること。つまり「認知していることを認知する」ことで、自分自身を冷静に見られるようになります。それにより、さまざまな角度から物事を見ることが可能になり、問題解決能力の向上が期待できます。
また観察力を育むと、自分色メガネを楽に外せて、目の前の子どもの生き生きとしたに気づきやすくなります。
つい癖のように、子供のやる事を止める前に、その生き生きとした姿に気づき、子育ての喜びが倍増していきます。
また自分を観察することで、意外な思考パターンや執着にも気づき。自己成長が促されより魅力的なママ、パパに慣れちゃうのです。
いかがでしたか?観察力を高めて子育てをさらに楽しんでみませんか。

一人で色眼メガネを外すのが難しい方は、私とお話ししましょう!



観察することで何が見えてくる?この内容をstand FMで♪

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